2011年07月03日

夏を快適に過ごす方法(完)

作年の夏は記録的な猛暑となりましたが、気象庁の長期予報は今年も平年より気温が高くなり、『暑い夏』になるとの予想です。そこで、夏の暑さ対策として効率がいい「夏を快適に過ごす方法は?」のご質問がありましたので・・・を考えてみましょう!

Q:ところで、
昆さんの家では、暑さ対策としてどんな工夫をされているんですか?

A:日射しが入らないような工夫はもちろん、自然の力で涼しさを得ています!

我が家では植物の力を借りています。家の周囲に植物を植えると、植物の蒸散作用で対流が起こり、それが風となって家の周囲の気温が下がります。また、庭や玄関までのアプローチを芝生にすることで地面温度を下げ、建物が熱い空気で囲まれないようにしています。

photo4_1.jpg
自宅の周囲、緑で囲まれた家は見た目にも涼しそう。日差しが入らないように庇が長いのにも注目

植物の力がどれぐらいすごいのか、実際の計測結果からリポー

6/15に自宅付近の温度を地上から1.5m付近で計測してみました。
すると、
アスファルト舗装上の気温は35℃あるのに対し、
砕石舗装の場合は32℃
インターロッキングでは31℃
土面では29℃でした。

しかし、
庭の芝生(周囲にはシンボルツリーのカリンが一本と花壇がある付近ではなんと25℃ 
アスファルト舗装と比較して10℃も低かったのです。
さらに、
庭で散水をすると、およそ1~2℃低くなります。
植物によって下げられた気温を風と共に取り入れることで、我が家では夏でもほとんど冷房を使わずに過ごしています。

●まとめ
夏を快適に過ごす方法(1)
大切なのは熱を入れないこと、溜めないこと!http://dannetu35.blog90.fc2.com/blog-entry-124.html
夏を快適に過ごす方法(2)
家を建てるなら次世代省エネ基準以上で!http://dannetu35.blog90.fc2.com/blog-entry-125.html
夏を快適に過ごす方法(3)
超高気密住宅でも60c㎡もの隙間がある!http://dannetu35.blog90.fc2.com/blog-entry-126.html

家を建て替えるのはなかなか難しいですが、外ブラインドや熱気の排出はすぐにできることですので、試してみてください。。ちなみに全部の窓を開けないで、開ける窓を南側と北側だけにしたら風の通りがよくなって、涼しくなりますよ!
ちょっとした工夫でずいぶん変わってきます。



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2011年07月02日

夏を快適に過ごす方法(3)

作年の夏は記録的な猛暑となりましたが、気象庁の長期予報は今年も平年より気温が高くなり、『暑い夏』になるとの予想です。そこで、夏の暑さ対策として効率がいい「夏を快適に過ごす方法は?」のご質問がありましたので・・・を考えてみましょう!

Q:高気密住宅なのに、夏になると蚊などの虫が入ってきます。
もしかして欠陥住宅なのでしょうか?

A:高気密住宅でも隙間はゼロではありません。隙間を探してみましょう。



超高気密住宅でも60平方センチもの隙間がある?!
いくら高気密といっても、潜水艦ではないので隙間はあります。気密性能が1平方メートルあたり0.5平方センチという超高気密の建物でも、総隙間面積は60平方センチにもなります。もしもこの隙間が1ヶ所に集中していたら、7.7cm四方の大きな隙間です。木造建築の場合、隙間はさらに大きいので、虫が入らない家というのはほとんどないといえます。では、どこに隙間があるのでしょうか?

photo3_1.jpg
まずはサッシです。引き違いの窓では、召し合わせ部分に1~2mmの隙間があることは珍しくありません。

取り付けが悪い場合にはパッキンと框(かまち)の間から外が見えることもあります。また、外からは気づきませんが、換気口やレンジフードには多くの隙間があります。
右写真:
引き違い部分はどうしても隙間ができてしまうもの。シーリングゴムなどで隙間ふさぎをDIYしてもいいかも

●虫が大量発生したときは問題アリ!

高湿な環境を好むワラジムシが壁からゾロゾロと出てきたときは問題です。どこかで結露が起こっている可能性が考えられます。そういう場合には、下の5項目を疑ってみましょう。

(1)断熱欠損がある
(2)隙間があり、局所的に結露が発生している
(3)乾燥が不十分な木材を使用したため、壁内の含水率が高い
(4)床下で漏水事故が起きている
(5)水位が高く、床下が高湿になっている

原因がわかれば対応することは可能です。
防湿工事のやり直し、地盤の改良、配管修理などを行います。

●蚊対策は昔ながらの方法が一番!

いくら隙間があるとはいえ、キチンとサッシが取り付けられている高気密住宅の場合、窓を開けなければ外から蚊などの虫が入ってくることはまずないといえます。しかし、窓やドアを開けない暮らしというのは不可能です。

蚊が入らないようにするには蚊取り線香や蚊帳(かや)など、昔ながらのシンプルな方法がもっとも効果的といえます。網戸のメッシュを細かくするのもひとつの手。一般的な網目のサイズは16~24ですが、蚊の侵入を防ぐには20メッシュ以下にするといいでしょう。ただし、網目を細かくすると通気性は悪くなります。

変わったところでは「虫よけハーブ」をいえの周りに置くのもいいでしょう。我が家ではペパーミントを植えていますが、植えてからはなんとなく蚊が少ないような気がします。ちなみに我が家に網戸はありません!
photo3_2.jpg
写真:これが自宅に植えられた虫よけハーブ。網戸いらずはこのおかげ?!

夏を快適に過ごす方法(4)に続きます。



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投稿者 kirinkan : 01:02 | トラックバック

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2011年06月27日

夏を快適に過ごす方法(2)

作年の夏は記録的な猛暑となりましたが、気象庁の長期予報は今年も平年より気温が高くなり、『暑い夏』になるとの予想です。
そこで、夏の暑さ対策として効率がいい「夏を快適に過ごす方法は?」のご質問がありましたので・・・を考えてみましょう!

Q:これから家を新築する場合、快適に過ごせる家にするには、どんなことに注意したらよいでしょうか?
A:次世代省エネルギー基準以上に対応させることが大前提です。


熱に関する数値をチェック!
暑さ、涼しさの基準は感覚的なものですが、家も車と同じように科学的に数字(スペック)で表わすことができるようになりました。これから家を建築されるなら、次世代省エネルギー基準以上の性能を満たした家にしましょう。

住宅の省エネ性能を表す指標としては、熱の逃げやすさを示す「熱損失係数(Q値)」と日射の入りやすさを表す「日射取得係数(μ値)」という2つの指標があります。主に前者は冬の暖房用の指標で、後者は夏期における係数を冷房用の指標として用いており、どちらも数値が小さいほど住宅の省エネ性が高いことを表します。また、その他にも「相当隙間面積(C値)」という1平方メートルあたりの隙間を表した数値があります。この値は小さいほど気密性が高くなります。

photo2_1.jpg
気密性の測定風景。デザインや床面積が同じでも、すべての住宅は現場で手作りなので1棟づつ、気密性能も違ってくる。

高断熱・高気密住宅は、日射エネルギーが少しでも室内に入ると室温が上昇する傾向があります。オーバーヒート状態になる前に、太陽エネルギーが入りすぎないよう、庇(ひさし)や軒で日射しをコントロールすることが重要です。また、生活するうえで発生する熱で室温は8℃以上も上昇します。この熱を速やかに排出するために、天窓やハイサイドライなどの熱気を排出させる排熱機構をきちんと設計しましょう。ちなみに天窓やハイサイドライがあると、夜間に屋外で冷やされた空気を冷蓄熱として屋内の蓄熱層に取り込み、涼しくする効果も得られます。

気をつけたいのは、「熱損失係数(Q値)」が小さくても軒の出が小さかったり、窓上に庇がないなど、「日射取得係数(μ値)」の数値が大きいと、部屋が暑くなってしまうことです。これでは「冬あたたかく、夏も暑い家」になってしまいます。夏を主体として考えることで、「冬あたたかく、夏涼しい家」が実現できます。「熱損失係数(Q値)」、「日射取得係数(μ値)」、「相当隙間面積(C値)」などがきちんと測定、掲示される工法を選ぶようにしましょう。

photo2_2.jpg
夏と冬で日差しの入り方が変わることにも注意。庇の長さは実際の採光状況から判断したい。


また、上の各数値だけでなく、換気システムの風量測定も大切です。先に「0.5回/hの計画換気が義務づけられている」といいましたが、これは換気システムの能力や部屋の容積などを元に計算して、書類に記入するだけで、換気風量の実測は義務ではありません。

photo2_3.jpg
換気システムの排気量の測定風景。天窓も排熱に効果的なアイテム

実測せずに書類だけで済ませてしまうケースが多いため、換気不足による結露やシックハウスのトラブルが増えています。ですから家を建てる際は、必ず換気風量を実測し、0.5回/hの計画換気が実現できているか確認しておきたいものです。

夏を快適に過ごす方法(3)に続きます。



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投稿者 kirinkan : 23:19 | トラックバック

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2011年06月25日

夏を快適に過ごす方法(1)

作年の夏は記録的な猛暑となりましたが、気象庁の長期予報は今年も平年より気温が高くなり、『暑い夏』になるとの予想です。
そこで、夏の暑さ対策として効率がいい「夏を快適に過ごす方法は?」のご質問がありましたので・・・を考えてみましょう!

Q:エアコンを使っているのに部屋がうまく冷えてくれません。
何が悪いのでしょう?

A:エアコンを使う前に防暑対策をしましょう。

いくらエアコンを強く効かせても、外から熱が入ってきたら意味がありませんし、空気を排出できなければ熱気はたまる一方です。暑さ対策の基本、「日射しの遮蔽(しゃへい)」、「熱気の排出」、「低温外気の導入と低温の保持」の3つをマスターして、エアコンに頼らない暑さ対策を心がけましょう! では、その3つの基本を解説していきます。


(1)日射しの遮蔽(しゃへい)
昼間でもカーテンやブラインドをして日射しを防ぐことは、ここ数年、省エネの観点から知られるようになりましたが、実はブラインドは外につけたほうが効果的です。室内ブラインドでは、熱の大部分が室内に入ってしまいます。いったん室内に入ってしまった熱は、天井や壁、床を暖めてしまうので、簡単には排出できません。可能な限り、ブラインドは外につけましょう。

photo1_1.gifマンションやアパートで外ブラインドが難しい場合は、園芸用の遮光ネットが効果的です。ベランダの物干しなどに設置するだけで、簡単に日射しを遮蔽できます。ホームセンターなどで購入できるので、お手軽かつ安価にできる対策です。
左図:窓の内側にブラインドをつけた場合、カットできる熱は40%程度。一方、外側に取り付けた場合は90%もの日射熱がカットできる。


photo1_2.jpg

写真:園芸用の遮光ネットは、もっとも低コストで日射しをカットできる方法。色や網目のデザインは好みのものを選べる。

(2)熱気の排出(内部発熱、日射熱の速やかな排出)
室内に侵入した日射熱や、生活する上で発生する生活熱で暖められた空気は室内にこもります。生活熱だけでも室内を8℃以上も上昇させるといわれます。この熱い空気を速やかに排出することが室内を爽やかに保つ基本となります。

まず、室内で熱を発生させないことが大切です。中でも無視できないのが、家電製品からの熱。具体的にはパソコンの表面温度が40℃、冷蔵庫が30℃、電気ポットが45℃といった具合です。使わない家電製品は主電源を切り、熱を出さないように工夫するのがポイントですね。家庭の中には、使われていないのに主電源の入った家電製品が意外と多いもの。省エネの観点からも、一度見直してみるといいでしょう。

熱気を排出する方法は簡単です。計画換気が義務付けられた2003年以降に建てられた建物では、24時間換気システムを利用します。計画換気では0.5回/hの換気が義務付けられていて、2時間で室内の空気がすべて入れ替わります。それ以前に建てられた建物では、夜間と朝方にレンジフードやトイレ、風呂場などの換気扇を回すことで熱気を排出できます。特に、レンジフードの換気扇はかなりのパワーがあるので、使わない手はありません。

photo1_3.jpg左写真:パソコン周りにはモニターや携帯電話の充電器など、熱源が多数集まっている
(3)低温外気の導入と低温の保持
外から入ってくる外気にも気をつけましょう。外気はどこから入ってきてもいい、というわけではありません。入ってくる方位や高さによっては熱気を取り込んでしまって、室内を暖めてしまうことになります。外気が比較的低温の北側の窓や、日陰側の窓を利用しましょう。

日陰側と日向側では10℃もの温度差があります。日陰側から日向側に風を通すのが理想です。鉄筋のマンションでは気密性が高いので、北側の窓を開けて外気を取り入れ、南側の窓を開けて、扇風機を外向きに回して熱気を排出させます。

●エアコンの目的は湿度を下げること!
熱気を排出させたら、あとはエアコンです。暑さ寒さの体感は相対湿度に関係がありますから、熱気を排出させたらエアコンを使って湿度を下げます。設定温度は26~28℃が基本です。冷房病にならないためにも、低すぎない温度設定を心がけましょう。外気温との差が5℃以内になるようするのがポイントです。

また、2階建ての家の場合は、扇風機を天井に向けて回すと2階にも涼しさを取り入れることができます。ただし、室内の粉塵も撒き散らすことになるのでほどほどに。

夏を快適に過ごす方法(2)に続きます。



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投稿者 kirinkan : 00:52 | トラックバック

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2006年01月12日

・マンションの結露対策(2)は可能?

マンションも一般住宅も
熱の移動については人間の目には見えないものでも
熱カメラで撮影してみることによってよく見えてきます。

高断熱高気密で施工されているといわれる住宅でも
下の写真のように性能の良し悪しを正直に知らせてくれます。

熱カメラ.jpg

●写真1:冬の夜外部から熱カメラで撮影
黄色と赤い部分は室内からの熱が外部に放熱されている風景
この住宅は比較的に高断熱高気密住宅といわれているが・・・?
屋根周りの漏れがひどいことが目でわかる。
床部分も床暖房であるが外部に暖かい熱が非常に多く放熱されていることがわかる映像

●マンションの結露対策(改善)の前に少し結露は何故起こるのかを考えてみましょう?

寒い朝、電車に乗り込んだ時メガネが曇ったという現象があります。
実はこれも結露の一例でなのです。
では、気温や電車の空調、混雑の仕方によって曇り具合いが変化するのは何故なんでしょうか?
また結露はどうやって発生するのでしょうか?

その原理を考えてみると、空気中に含まれる最大水蒸気量は温度が高いほど多くなり、温度が低いほど少なくなるのです。

ある温度の空気中に含まれる最大水蒸気量に対して。その時点での実際の水蒸気量の割合を表したものを相対湿度といいます。

従って水蒸気量が一定で温度が変化すれば温度も変化するのです。

例えば
温度が20℃で相対湿度が60%の状態から温度が15℃に変化すると相対湿度は82%に上昇するのです。

さらに温度が下がって相対湿度が100%を超えると空気中の水蒸気は水滴に姿を変えてしまいます。
この時の温度を露点温度といい、この水滴が結露の正体というわけです。
先程のメガネの例で考えてみると、電車の暖かい空気が露点より冷たい温度のレンズに触れた時に曇り始めます。また空調や混雑の仕方によって水蒸気の量が変化すると露点も変わるので同じレンズでも結露したり、しなかったりするのです。

住宅(マンション)の結露の仕組みは同じで部屋の空気が露点よりも冷たい窓ガラスに触れるとガラス面に結露が発生します。
また部屋の水蒸気量が変化することで露点も当然変化するので、ガラス面の温度が同じであっても結露したり、しなかったりするのです。

もちろん水蒸気量の多いほど露点が高くなり、結露しやすくなってしまうのです。


熱カメラ3.jpg 熱カメラ1.jpg

写真2・3:部屋の入隅(コーナー)を熱カメラで撮影
左の写真はリフォーム後の目視した時の状態であるが熱カメラで見ると右の写真のように天井と壁、壁と壁のコーナーはグリーン色に写っている。
明らかに内部結露が発生していること教えてくれる映像である。

●結露対策には基本的に4つの原則があります。
1・湿気を出さない。
入浴、調理、洗濯を干すなど生活する上で湿気が出てしまうが結露を起こさないためにはできるだけ出さない工夫が必要です。

2・換気の促進
室内で発生した湿気も、すぐに外部に排出すると結露は発生しません。
窓や換気扇を有効に使うことが必要です。

3・空気の流通をよくする。
部屋のコーナは空気がよどみ、暖房しても温度は低く相対湿度は高くなりがちです。
こんな場所にタンスなど置くと空気の流通が悪くなり、低温、低湿度になり」結露が発生しやすくなります。
そのためにはタンスなどは壁から少し離して置く工夫が必要です。

4・室温を全室適温に保つ
冷たいビールなどを入れたコップに水滴がつくことでもわかるように冷えた場所では結露しやすくなります。
室内では冷たい場所を作らないようにすることが必要です。

明日はこの4つの原則に沿って
マンションの結露対策を考えてみたいと思います。



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2005年02月15日

地球温暖化について考える!

NPO法人全国室内気候研究会の会報にとても考えさせられる内容がメールで届きましたので皆様にご報告いたします。記事は事務局の岩岡重樹氏です。

今年に入って、いろいろなことを考えています。
昨日もYさんとと話をしていたところの焦点部分になるのですが今、私たちはほんとうに次の世代に私たちが何を残せるかということを真剣に考えなければならない曲がり角に来ているのだと思います。
今までは、当会を通じて快適な室内環境と省エネルギーの両立を市民レベルで目指そうとがんばってきました。そういうプロセスの中で、快適性や省エネルギーは造る側にとっては差別化の手段だったわけです。でも、もはやこれらは差別化の手段ではなく、私たち地球市民にとって地球を存続させるためもはや義務にしか他ならない時代になっと言えるのです。また、岩岡の奴、何をたいそうなと言われるでしょう。でも、この地球の南極では氷河が融け出し白熊が滅亡の危機にさらされ、あるいはヒマラヤの標高は年々温暖化の影響で低くなっていることは現実のことなのです。海水温度の上昇と地表温度の上昇は、大きな気象変動をもたらします。数年来、ヨーロッパ、北米、アジア、この日本でさえも、信じられない自然災害に見舞われています。フランスでは猛暑によって二万人の人が亡くなりました。海水温度が上昇しすると、レトロ・ウィルスが再生し始めて生命活動を開始し始めることを知っていますか?昨今のSARSを初め、未知のウィルスによる感染症で多くの生命が失われています。こののまま、温暖化を食い止められなければ、北海道までが亜熱帯となる可能性があり、今までは東南アジアにだけ発生していたマラリヤをはじめとする風土の感染症が、この日本でも日常の問題となってくるのです。私の家の庭では、昨年末から多くの木の葉が落葉しませんでした。この盛岡の冬の環境の中、バラの木の花は今も落下せに、枝に付いたままになっています。昨年あたりからそういう現象が見られるようになったのですが。あるいは、先週は日中に雪ではなく雨が降りました。一月の雨など、どんなに暖冬でもなかったことです。暖かくていい冬だなどと、果たして今までのように言っていいものやら・・・・

NHKの衛星放送の番組で、地球温暖化の特集番組が一月に数度にわたって放送されました。
みな、海外各国の温暖化による影響と温暖化対策について特集したものでした。
その中で、温暖化対策について真剣に考えている多くの人たちが話す内容がとても印象的でした。
「今、自分が生きているこの数十年の間は、温暖化なんて自分には関係のないような話だよ・・・、
身近に感じないんだから。でも、子供が大人になるころ、あるいは孫が大人になるころ、
どうして地球の環境がこんなになって、多くの人たちが苦しむのがわかっていて、
お父さんやお爺さんは何もしなかったのかときっと将来言われるだろう。
お金や資産を残しても、人類が生き残れない地球を残してもらっても、子供たちには何にもならない。
だから、地球の温暖化を防ぐことは、僕たちの使命なんだ」
そんに内容の話でした。

お客がから、「どうして温暖化防止のために私たちだけがコストを負担して省エネルギーな家を建築しな
ければならないの」と言われ、限られた予算の中で住宅を建築しようとなるとビルダーは温暖化対策どこ
ろじゃない。 コストを負担してくれないんだから、だからそんなことはやらないとビルダーは言う。
あるいは、売る方では、そんなことをして価格が高くなったら売れないんだからやる必要がないという。
ですが、もっともエネルギー消費の激しいのは民生・住宅部門であり、建設産業なのです。
お客が何を言おうが、地球市民としては温暖化対策を施した住宅を提供することは、私たちに建築実務
者に課せられたれた義務というのも間違いのないことなのです。

Yさんの話の結論は、一般消費者に負担がなく、環境に配慮した住宅を提供するためにはビルダー
に環境負荷が掛からない住宅を造る技術を教えることが必要であり、そういう働きかけをしながら、
自身も学ばなければならないということでした。
時代は進み、住宅の省エネルギー技術はこの十年間に信じられないようなスピードで進化しました。
技術はスパラル・アップしてまた同じベクトル上に元へ戻ってきます。
今年は、まるで次世代省エネルギー基準改正の前夜のような、
ただし、それとは比較できないくらいのホットな大きな前夜のような感じです。
決して、力でねじ伏せるのではなく、環境に少しでも親和するような技術をもって温暖化防止のための
対策をとればよいのです。
何もしないよりは、し得ることから取り組まなければならないのです。



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2005年02月07日

自然環境と共生する住宅を建築する

平成8年に新築した我が家です。
岩手の寒さを快適に過ごすために環境の負荷の低減を考えて建築したものです。
conv0032.jpg

環境共生住宅を意識して計画しました。
住宅内の平面図(間取り)は家内が作成して、断熱、気密、換気、暖房については私が計画し設計管理は岩手の設計事務所に依頼しました。
少しづつ私の住宅に関する考えを書いて、住宅新築又リフォームを計画されている方への参考になればいいなと思います。



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