« ・マンション結露の改善策とは! | メイン | ・マンションの結露対策(完了) »

2006年01月12日

・マンションの結露対策(2)は可能?

マンションも一般住宅も
熱の移動については人間の目には見えないものでも
熱カメラで撮影してみることによってよく見えてきます。

高断熱高気密で施工されているといわれる住宅でも
下の写真のように性能の良し悪しを正直に知らせてくれます。

熱カメラ.jpg

●写真1:冬の夜外部から熱カメラで撮影
黄色と赤い部分は室内からの熱が外部に放熱されている風景
この住宅は比較的に高断熱高気密住宅といわれているが・・・?
屋根周りの漏れがひどいことが目でわかる。
床部分も床暖房であるが外部に暖かい熱が非常に多く放熱されていることがわかる映像

●マンションの結露対策(改善)の前に少し結露は何故起こるのかを考えてみましょう?

寒い朝、電車に乗り込んだ時メガネが曇ったという現象があります。
実はこれも結露の一例でなのです。
では、気温や電車の空調、混雑の仕方によって曇り具合いが変化するのは何故なんでしょうか?
また結露はどうやって発生するのでしょうか?

その原理を考えてみると、空気中に含まれる最大水蒸気量は温度が高いほど多くなり、温度が低いほど少なくなるのです。

ある温度の空気中に含まれる最大水蒸気量に対して。その時点での実際の水蒸気量の割合を表したものを相対湿度といいます。

従って水蒸気量が一定で温度が変化すれば温度も変化するのです。

例えば
温度が20℃で相対湿度が60%の状態から温度が15℃に変化すると相対湿度は82%に上昇するのです。

さらに温度が下がって相対湿度が100%を超えると空気中の水蒸気は水滴に姿を変えてしまいます。
この時の温度を露点温度といい、この水滴が結露の正体というわけです。
先程のメガネの例で考えてみると、電車の暖かい空気が露点より冷たい温度のレンズに触れた時に曇り始めます。また空調や混雑の仕方によって水蒸気の量が変化すると露点も変わるので同じレンズでも結露したり、しなかったりするのです。

住宅(マンション)の結露の仕組みは同じで部屋の空気が露点よりも冷たい窓ガラスに触れるとガラス面に結露が発生します。
また部屋の水蒸気量が変化することで露点も当然変化するので、ガラス面の温度が同じであっても結露したり、しなかったりするのです。

もちろん水蒸気量の多いほど露点が高くなり、結露しやすくなってしまうのです。


熱カメラ3.jpg 熱カメラ1.jpg

写真2・3:部屋の入隅(コーナー)を熱カメラで撮影
左の写真はリフォーム後の目視した時の状態であるが熱カメラで見ると右の写真のように天井と壁、壁と壁のコーナーはグリーン色に写っている。
明らかに内部結露が発生していること教えてくれる映像である。

●結露対策には基本的に4つの原則があります。
1・湿気を出さない。
入浴、調理、洗濯を干すなど生活する上で湿気が出てしまうが結露を起こさないためにはできるだけ出さない工夫が必要です。

2・換気の促進
室内で発生した湿気も、すぐに外部に排出すると結露は発生しません。
窓や換気扇を有効に使うことが必要です。

3・空気の流通をよくする。
部屋のコーナは空気がよどみ、暖房しても温度は低く相対湿度は高くなりがちです。
こんな場所にタンスなど置くと空気の流通が悪くなり、低温、低湿度になり」結露が発生しやすくなります。
そのためにはタンスなどは壁から少し離して置く工夫が必要です。

4・室温を全室適温に保つ
冷たいビールなどを入れたコップに水滴がつくことでもわかるように冷えた場所では結露しやすくなります。
室内では冷たい場所を作らないようにすることが必要です。

明日はこの4つの原則に沿って
マンションの結露対策を考えてみたいと思います。


おいしい ランキング

投稿者 kirinkan : 2006年01月12日 02:24

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.kirinkan.biz/mt-tb.cgi/800

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)