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2005年12月04日

・家の中で育つ「きのこ」

家の中で育つ「きのこ」・・・・?
何だと思います?

キノコ栽培キットで販売されている
(シイタケ、マイタケ、ヒラタケ、ハタケシメジ等)だと思いますか?

い~え・・・・・・そうではないのです。

住宅内の主に水周り付近の床下(土台)に発生する「きのこ」なのですが
涙を流したようにドロッーとした(床下ですから垂れ下がる。)
(食としているキノコが腐って融け始めた状態を想像して下さい。)
色は灰色に近い白・・・それが家の中で育つ「きのこ」なのです。

●その名前は「ナミダダタケ!

naibu keturo.jpg ナミダダケ.jpg

写真1:台所周りの断熱材の状況
断熱材が内部結露によってカビが発生している。(黒いい部分)

写真2:床下の断熱材の周囲の木材
この木材は内部結露で水分を多く含み腐っている。
写真中央木材の下は「ナミダダケ」が多く発生していた。

●その「ナミダダケ」とは・・・続きをクリックして下さい。

「ナミダダケ」とは褐色腐朽菌の仲間なのです。
木材腐朽菌の中には木材のリグニンを分解して、
白腐れを起こす白色腐朽菌(カワラタケ、カイガラタケ等)と
主に木材のセルロースを分解して褐色腐れを起こす
褐色腐朽菌(ナミダタケ、イドタケ等)の2種類に分類されます。

●「ナミダダケ」は家にとって悪いのか?

腐朽菌が生育する条件は4つの条件、酸素と適度な水分、適度な温度、養分が必要ですが4大条件がそろわなくても、木材含水率が常に高い(30%以上)場合や、継続して結露が起きているような場所(台所、トイレ、風呂付近)では腐朽菌が発育しやすくなり、住宅の寿命を短くしてしまう悪い「きのこ」なのです。

写真の現場は結露と寒さを防ぐ断熱リフォームをコーディネートした岩手の現場ですが15年~20年前に建てらて暖房機にファンヒーターを使用した木造住宅は大体こんな状態になっているのです。

最近は高気密、高断熱住宅が普及しているため、少なくなりましたが寒い地方の住宅は内外の温度差と室内の水蒸気をコントロールできなかったため断熱材の中に水蒸気が入り込み写真のように内部結露が発生し木材に多くの水分を含み、結果「ナミダダケ」を発生させてしまったのです。


リフォーム後.jpg 換気システム.jpg

写真3:内部結露を防止する断熱材を施工した状態
断熱効果が高く水蒸気を遮断する断熱材の施工状態
写真4:計画換気システム
室内の湿気(水蒸気)をコントロールするため設置した換気装置

家の中で結露(表面結露、内部結露)が出る家では床下に「ナミダダケ」が出る可能性があります。


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投稿者 kirinkan : 2005年12月04日 02:15

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