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2005年11月11日

・山で遭難そして熊に遭遇?

今年の秋は昨年に比較して
熊の被害は少なかったように思える。・・が

山に入ると常に遭難と熊に遭遇する機会が当然増える。
それでも遭難あるいは熊に出会ったらどう対応したらいいのか。

「きのこ」を写真集等で学ぶだけでは
食か食毒かを判断できないのと同じように
「熊」に遭遇した対処マニュアルは色々あるが
・・・果たして実践ではどうなのか・・・・
たまたまそんな経験した時の自分の取った行動のレポートです。

nameko1.jpg ナメコと熊.jpg

写真1:相棒の竹田さんが山に入る準備しています。
私達は通常熊よけとして鈴を腰に常備
それ以外は爆竹と山菜鎌(柄が長い鎌)と鉈です。

写真2:山で遇ったナメコ採りのおじさん
今年この山で3回熊と遭遇したとかで
予防対策に「鈴2個、ラジオ、笛、爆竹、鉈を常備していた。

●同日同時刻に私とおじさんの二人が「熊?」が出会った経験です。
続きは・・・・・・↓

写真1が車を置いてのスタート地点
林道はこの場所から右方向に100m進み左曲がりの楕円の道を50m進み山の尾根方面に向って走る。更に200m左肩上がりに上がり蛇が蛇行するようにクネクネしたカーブが3箇所続いて尾根に到達するそんな形相になっている。

丁度写真の左の林と笹藪を境界して左に100mの境界線が2回目のカーブに突き当たる。
この事を頭にインプットして竹藪の中を「ナメコ」を探すために竹薮(高さ2.5m)を漕ぎながら探すのです。

相棒の竹田さんは右側を進み、私は左側を進んだのです。
迷っても右側及び上に行ってもは林道に必ず突き当たるので迷う事はない。

問題は私にありました。
毎年この場所で「ナメコ」採りをしている場所で迷う事はないと過信がありましたし新規開拓の欲が出てしまい左に逸れてしまったのです。
(真っ直ぐ上がると第1カーブに突き当たる筈でしたが)

1時間位でいつもの第1カーブに突き当たるはずが無いのです。
一時間半経って「おかしい・・}と思い始めました。

小雨状態のため太陽の方向も判りませんし、竹藪ですから周囲の山々は見えません。
ここで迷ってしまった事を確信しました。

こんな時は「ドクンドクン」と心臓が鼓動が激しくなるのが判り
ドンドンと不安と寂しさが心の中に広がって行くのが判ります。

「迷ったら、一服して現地を空から見たイメージをするのですが」

全体の山のイメージが沸くものの現在地が判らないのだからどうすることもできません。
そこで考えたのは沢探しです。
(沢を見つけると上流はどちらかは判断できます。)

更に30分程竹藪を漕いでようやくチョロチョロの沢を見つけ、
尾根方向は「こちら」と判断して45度の角度で右方向に進んだのです。

そして1時間後ようやく林道に出たのです。
(ドキドキ感は一種にして消えた事を憶えています。)
ところが・・・・竹薮から這い出た瞬間に林道上10mの所から上の方にドタドタと足音と鈴の音、ラジオの音が聞こえながら「あっ~」「オエッ~」というそんな発声しながら逃げて行く獣?らしき者が見えたのです。

咄嗟に「熊」が」出たと感じました。

その時の自分の行動は又竹薮の中にかくれんぼするようにジッ~としていました。
5分位その状態にいて静かになったのでゆっくり、そっと林道に這い出たのです。
鈴の音、ラジオの音がしたのはなんだっのかなと思いながら林道を下り始めて10m位歩いたら
今度は上から先ほどの鈴の音とラジオの音と一緒に人が走ってくるではありませんか。

またまた、びっくりしました。
「熊」に追いかけられて逃げてきているのだと思い、私も逃げました。

「お~い」「待ってけろじゃ}・・・と声です。

不安でしたが走って来る人を「山菜鎌」を構えて待ちました。
構えているのですが心の中はすでに遠くに逃げています。

足はガクガク震えて、
迷った時のあの「ドキドキ」感が再び訪れたのです。
「ヤバイ・・・」かも・・・「いや本当にヤバイ」

逃げて来る人が自分の所まで着くのに数十秒しか経っていないのに
何と長く感じた事か・・・
「熊」とのマニュアルは・・・・どうするんだっけ!
硬直していて何も行動できませんし考えられません。

ただ山菜鎌を構えているだけです。

実は逃げてきた人は写真1のおじさんだったのですが、
竹薮から突然に出た私を「熊」と勘違いして、
一旦林道の上の方に逃げたのだということが判ったのです。

私は私で勝手に「熊」が出たので逃げた人がいたなと思って逃げた訳です。

お互いに安心とともにドッと冷や汗が出ました。

「よがったじゃ」
「熊でなぐて」・・・・・私もそう思いました。

おじさんの話を聞くと今年この山で3回実際に「熊」に出会っているので
「どんでんした」のだそうです。
私も「どんでんした」・・・そういう言葉しか出てきません。

それ以来おじさんは熊対策で考えられる道具は何でも揃えているととか。

●でもどんな「熊」対策機器を持っていても
例えば爆竹を鳴らす、笛を吹く、鈴を大きく振って鳴らす、
レジャーシートを広げて頭の上まで上げて振る
(これはTVに熊実験で効果がある道具だと紹介されましたが・・)
いずれにしても身体と頭が硬直状態になって活用されないのです。

想像ですが実際に出会ったら鎌は咄嗟に持って構えたので
これで戦うしかないのだとつくづく感じました。

ところで二人(私とおじさん)のこの日の天然ナメコの収穫は少し(チョピッと)だけでした。
相棒の竹田さんはさすがプロ腰籠にビッシリでした。

今日は早く家に帰りたい・・・そんな経験でした。

最後に私は源流釣りで「熊」と3回出遭っていますが源流を挟んでの距離だったので「熊」の方が逃げて行きました。
もちろん私は逃げなかったのではなく、硬直して逃げれなかったのです。

●それでも一応ありとあらゆる「熊」対策をして山に入りましょう。

おいしい ランキング

投稿者 kirinkan : 2005年11月11日 22:45

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トラックバック時刻: 2005年11月13日 20:17

コメント

あやぁ驚きましたね。熊に間違われて打たれなくて良かったですね。
熊見たら死んだ振りしたってむりなんですね?
でもまだまだ熊がいるんですねぇぇ・・

投稿者 あらかし女将 : 2005年11月11日 23:44

今日の岩手のTVニュースで川井村の山中に大熊の足跡を発見したとの報道がありました。普通の2倍はある大きささだろうという事でした。
熊はけっこう多いのです。源流釣り以外で見たことを想いだしました。5年くらい前の事ですが遠くから観察出来たのですがナラの大木の上の小枝に「ユサユサ」揺らしながら這いつくばって「ナラの実」を食べていました。10分くらい見ていましたが降りる時はスルスルといった感じで素早く降りたのを見ました。これを見ると「熊」と遭遇したら「木の上に逃げる」は全然効果がないことがわかります。
それでも自動車事故に遭う確率より熊に遭う確率のほうが低いのです。

投稿者 昆寛 : 2005年11月12日 00:14

はじめまして。
最近、きのこの楽しさに目覚めた初心者です、
非常に参考になりました、有難うございます。

投稿者 しなの : 2005年11月12日 18:42

しなのさんへ
コメントありがとうございます。
少しでも参考にしていただければ励みにもなります。
これから
よろしくお願いいたします。

投稿者 昆寛 : 2005年11月12日 19:24

安曇野・穂高でも去年熊が出ました。
私は一応、笛・携帯(色んな音が出るから)・方位磁石・木の棒を持って歩いてますが、やっぱり鈴と山菜鎌は必要だなと感じました。
すぐ近所にしか行かないから大丈夫!といつも思ってしまうのだけど、その場所でも熊が出たんだもんなー。

ちなみに私は山菜・キノコ採りには致命傷的によろしくない方向音痴なので、帰り道が分からなくなった時のドキドキ感はよーく分かります。最近は常に振り返った時の景色を覚えながら歩くようにしていますが・・・

投稿者 yoyo : 2005年11月13日 21:29

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